ボシュロムのメダリストマルチフォーカルは長期に渡り愛され続けている2週間交換タイプの遠近両用レンズです。メダリストシリーズで初の遠近両用レンズはどの様なものなのか、ご紹介させて頂きます
メダリストマルチフォーカルの製品基本情報
BC(ベースカーブ) | 8.6 / 9.0 |
DIA(レンズ直径) | 14.5mm |
PWR(度数) | +5.00D~+4.50D(0.50Dステップ)+4.00D~-7.00D(0.25Dステップ) |
ADD(加入度数) | Low(~+1.50D)High(~+2.50D) |
着色 | ライトブルー |
入数 | 1箱6枚入 |
タイプ | 2週間交換 |
含水率 | 38.6% |
酸素透過率(Dk/L値) | 9 |
中心厚 | 0.10mm(-3.00D) |
メダリストマルチフォーカルの特徴
1.視線移動がスムーズなマルチフォーカル構造
ボシュロム独自のマルチフォーカル構造で、手元から遠くへの視線の移動が非常にスムーズで疲れにくくなっています。
2.しっかりしたレンズで取り扱いが楽
ワンデーレンズに比べて少し硬めのレンズは視力矯正の能力に優れています。またレンズの付け外しの際にも形が崩れず取り扱いやすくなっています。
3.うるおいが長時間続く
低含水率レンズは水分の蒸発が少なく、うるおい感が長時間続きます。涙の分泌量が減少し始める40代からの瞳でもうるおいを保ちます。また非イオン性レンズのため汚れを寄せ付けにくく、毎日丁寧なケアを続けることで良好な視界を提供します。
メダリストマルチフォーカルのデメリット
1.2週間交換レンズのため、毎日のケアが必須
経済的に非常にお手頃な2週間交換タイプのコンタクトレンズですが、その代わりに毎日のレンズケアが必須となります。レンズケアを怠るとレンズが曇るだけではなく、目の痛みなどトラブルを招くこととなります。洗浄、消毒を丁寧に行い、レンズケースも定期的に交換しましょう。
2.発売が昔のレンズのため、酸素透過率が低い
2020年現在、コンタクトレンズはシリコーンハイドロゲル素材に移行しつつあります。メダリストマルチフォーカルは旧素材のHEMA製のため、酸素透過率が「9」と低め。
酸素透過率の数値は大きければ大きいほど酸素を通しやすく、シリコーンハイドロゲルであれば100を超える数値が多いため、メダリストマルチフォーカルは長時間の使用にはオススメできません。価格と、レンズの汚れにくさを除けば、最新のレンズをオススメ致します。
まとめ
1.メダリストマルチフォーカルは視力矯正能力が高く、取り扱いやすい
2.毎日のレンズケアが必須な上、酸素透過率に難があるため、長時間の使用はおすすめしにくい